ワインと私
大好きなワインについて書いています。
1998年から20年以上フランスに住み、今も年に数度往復しています。
フランスでは、日本でビールを飲むくらいの手軽さで、ワインを普段の生活の中で楽しんできました。
夕方のカフェで、お散歩帰りに1杯ひっかけるワイン、夕食時にそして夕食の支度をしながら、喉を潤すワイン。
レストランでお料理とのマリアージュを考えて、ソムリエさんと選ぶワイン。
ワイナリーで作り手さんのお話を聞きながらテイスティングするワイン。
ワイン学校でワイン仲間と真剣にティスティングするワイン。
ワイン会に選んで持っていく自慢のワイン。
そして夜長にゆっくりグラスを傾けるワイン...。などなど。
去年の夏には、息子もワインデビュー。これからは親子でワインもありかもしれません。
一番好きなのは、ワイン友達と、美味しいワインを一緒にゆっくり味わう時。
そして、ワイナリーヴィジットで、ワインの作り手さんから、ご自分のワインへ注がれる愛情と情熱を伺いながら、味わうワイン。
いつもより、なぜか、ずっとアロマも風味も取れて、作り手さんの情熱もよく感じられて、目の前のワインへの理解と愛が、そして、素晴らしいワインを作る作り手さんへの尊敬が深まる時です。
美味しいワインを作るのには、たくさんの時間と手間と情熱と愛情、そして高度のブドウ栽培技術、醸造技術が必要です。パッションがなければ美味しいワインは出来ない。
「まるで、自分の子供のように愛おしく、手間をかけてしまうのです。」と語る作り手さんの気持ちが良くわかります。
そういう作り手さんのワインは、百発百中美味しいです。作り手さんの在り方ががワインの在り方に出ます。
もとはブドウ果汁なのに、すみれやバラのアロマがしたり、皮のアロマ、火打石、チョコレートやバニラ、バターやピーマン、バナナやチェリー、イチゴのアロマがあるなんて。
まだまだほかにもいろいろなアロマがありますが、素晴らしくありませんか?
もとはブドウなんですよ。
そしてそのアロマがまた、時間とともに、風味同様に変化していく。
ワインの中には20年以上持つものもあります。
同じブドウ品種なのに、作り手、土壌、気候などで、風味もアロマも変わってきます。
同じワインなのに、温度や開ける時期、サーヴィスの仕方でまた、風味が変わってきます。
飲んでみないとわからないのが、ワイン。
趣味を同じくする仲間と、美味しくて笑顔が止まらないワイン会はワイン好きの幸福の時。
ワインは仲間とわかちあうのが、やっぱり美味しい。