書き忘れましたが、旅と言えば、ハプニングがつきもの。
この日の朝も、ホテルで朝食をとった後、息子が熱っぽい。
夏のスペインでも終盤二人で高熱を出し、なんとか乗り切ってリヨンまで戻りましたが、今回は2日目の出来事です。
旅のメインはこれから!というところですが、まずは健康第一、体温計を買って熱を測ることに。
元気のない息子を見ていると、小さい子供に接する時のように、自然と優しくしてあげたくなります。
「もし、熱があったら、無理しないで帰って、ゆっくり治そうね。」と熱を測ると幸い平熱。
ワイナリー巡りや、知らない街を旅することは、とても楽しみにしていて、全部予約して計画済みなのですが、それ以上にこの旅の大切な目的は、久々に会う子供と楽しい時間を過ごすこと。
それには、私たち2人が元気であることが大前提です。
幸い、平熱で2人ともホッとしましたが、念のために、のんびりペースで進めることにしました。
さて、小雨降る夕暮れ時のエギスハイムを後に、急ぎストラスブールへ。
混んでなければ小1時間もあれば着きますよと言われましたが、雨の高速道路は、運転しづらく、この1時間が長く感じましたが、無事到着。
まずは得意の腹ごしらえです。
今夜はしっかりレストランでアルザス料理を頂きます。
アルザス名物料理その2. Baeckeoffe (ベックオフ)
牛肉、ラム、豚肉をジャガイモなどの野菜とともにアルザス白ワインで24時間以上煮込んだアルザス伝統料理のひとつです。前から食べてみたいと思っていた一品。
これが一人分。すごい量で食べきれません!
長さが20cm以上あるテリーヌ型に、熱々のお肉とお野菜がびっちり詰まっています。
私たちの両側は軽いお皿を召し上がっている中年のご夫婦たちだったのですが、このお皿が私たちのテーブルに運ばれるや否や、皆さん目が釘付け。気持ちはわかります。だって大きい!
私もつい「C'est copieux ! すごい量!盛りがいい!」とつい言いましたから。
お店の方はにっこり。
「それでもデザートは欲しい!」と目の前の、朝は元気がなかった若者が言うので、元気付けにひとつだけ、これまたアルザスではおなじみの、リンゴのストルッデル(Strudel aux pommes)を注文。
これまたすごい量で、お店の方が私も食べられるようにとスプーンを2本持ってきて下さいました。お腹いっぱい!
スタイリッシュなお料理ではありませんが、こういう家庭的な感じのお料理はホッとします。
その後、駐車場まで、腹ごなしにクリスマス色1色のストラスブールの街を散策、というか、正直に言うと駐車場が遠くて、道に迷ったのですが、少し歩いて翌日の観光に備えました。
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